脳卒中患者における指示の仕方の違いによる二重課題の遂行能力への影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
〔目的〕脳卒中患者におけるDual-Taskの指示の仕方の違いによるパフォーマンスへの影響を検討すること.〔対象〕歩行が自立または監視下で可能な脳卒中患者47名とした.〔方法〕Dual-Taskは10 m歩行テストと3桁の数字の逆唱の同時遂行とし,指示の仕方を「歩行と逆唱の両方に同じぐらい集中して下さい」(Dual-Task Complex:DTC)と「主に逆唱に集中して下さい」(Dual-Task Backward digit span:DTB)の2種類で計測した.〔結果〕DTCに比較してDTBにて歩行速度,ケイデンスが低下し,逆唱の回答数,正答数が増加した.〔結語〕脳卒中患者を対象に転倒予測や歩行能力の評価指標としてDual-Taskを用いる場合には,指示の仕方を明確に規定する必要がある.
- 理学療法科学学会の論文
理学療法科学学会 | 論文
- 立位での一側下肢挙上動作における足底圧中心軌跡と下肢筋筋活動の立ち上がり潜時ついて : テーピングによる横足根関節可動域制限の有無における検討
- 静的姿勢保持に共通する足圧中心動揺パラメーターについて
- 静的姿勢保持における足圧中心動揺パラメーターの相互関係
- 制御工学的手法を用いた動的な立位姿勢バランスの評価指標に関する検討--身体前傾・復位動作特性と力学的パラメータの関連性について
- 本邦における Alberta Infant Motor Scale の Percentile ranks の調査