男性慢性閉塞性肺疾患患者の病期におけるバランス能力の差異に関する検討
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概要
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〔目的〕COPD患者のバランス能力と身体機能,身体能力の関係,GOLD病期間のバランス能力の差を検証すること.〔対象〕男性COPD患者31例.〔方法〕バランス能力,身体機能,身体能力を測定し,バランス能力と各測定項目の関係をピアソンの積率相関係数,GOLD病期間のバランス能力の差を一元配置分散分析,Tukey法にて分析した.〔結果〕TUGは,身体機能,身体能力と有意な相関が認められ,外周面積,総軌跡長は,身体能力と有意な相関が認められた.GOLDの病期別では外周面積,総軌跡長,片脚立位時間,TUGでIV期とI+II期との間に有意差が認められた.〔結語〕GOLD最重症(Stage IV)では,バランス能力の低下が起こり始める可能性が高くなることが示唆された.
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