高齢者に実施するEEMT法(電気的遠心性収縮筋力トレーニング)の筋力・筋持久力・持続歩行距離改善効果
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概要
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〔目的〕本研究の目的は,若年健常者に有効であったEEMT法の筋力増強効果が高齢者で得られるか検討することである。〔対象〕自立歩行可能な高齢者(平均年齢80.3±5.2歳),男性11例,女性11例,計22例である。〔方法〕介入群と対照群に無作為に割り付け介入群にはEEMT法を実施した。それぞれ実施期間前後で筋力,筋持久力,持続歩行距離を測定した。〔結果〕介入群と対照群ともに実施前後の変化は,筋力では有意でなく,持続歩行距離では有意であった。また筋持久力では介入群のみ有意な変化がみられた。〔結語〕今回の結果は,高齢者(サルコペニア)に対するEEMT法の筋力増強効果の限界と,持久力向上効果の仮説を示唆するものであった。
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