Fall Efficacy Scaleの評価結果をもとにしたADLおよびIADL訓練によって入院高齢患者の転倒恐怖感を軽減できるか?
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概要
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〔目的〕Modified Fall Efficacy Scale(M-FES)の評価結果をもとにしたADLおよびIADL訓練が,入院高齢患者の転倒恐怖感に与える影響を検討した。〔対象〕入院高齢患者64名とした。〔方法〕対象者を介入群33名と対照群31名の2群に振り分け,介入前後でのM-FESの変化の大きさを比較し,M-FESに影響を与える因子を分析した。〔結果〕介入後,M-FESは介入群でのみ有意に改善した。介入群におけるM-FES変化値とADL変化値との間に有意な正の相関を示した。〔結語〕M-FESの評価結果をもとにしたADLおよびIADL訓練は,入院高齢患者の転倒恐怖感軽減に有用であることが示唆された。
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