デジタル画像における角度測定の測定誤差 ―画面内区画およびカメラ機種による違い―:─画面内区画およびカメラ機種による違い─
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概要
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〔目的〕本研究の目的は,ビデオカメラによって撮影された角度計の角度測定の妥当性を検討することとし,角度を測定した際の測定誤差が画面内の位置やカメラの種類によって異なるかどうかを検討できるよう実験を設定した。〔方法〕壁に設けた被写体を9等分し,各区画に4つの角度に設定した角度計を貼り付けた。その角度計を3種類のビデオカメラにて撮影し,映像処理ソフトを用いて角度計の角度を5名の検者に測定させた。検者間および検者内信頼性の検定として,級内相関係数ICC(1,1)およびICC(2,1)を算出した。また,ビデオカメラ間および区画間での測定誤差の違いを検討するために二元配置分散分析を用いた。〔結果〕測定誤差は,最大で5度程度であった。ICC(1,1)およびICC(2,1)ともに,すべての区画およびカメラにおいて1.00であった。また,測定誤差はカメラの種類による有意な違いは認められず,それは区画および角度条件によっても異ならなかった。〔結語〕ビデオカメラによる角度測定の妥当性は,カメラの種類や画面内区画は問題にならないことがわかった。
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