同種造血幹細胞移植患者の運動イメージはリハビリテーションにより改善するか?
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概要
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〔目的〕同種移植患者において運動イメージが低下するかを検証するとともに,リハビリにより身体活動量を維持・向上することで運動イメージが改善するかを検証すること。〔対象〕同種移植を受けた患者20名とした。〔方法〕実際の歩行遂行時間(AT)と心的にイメージした歩行遂行時間(MT)を測定し,ATとMTとの誤差(M/A比)を求めた。また,歩数計で測定した身体活動量と運動イメージとの関連性について検討した。〔結果〕好中球生着後のM/A比は1.46±0.18,退院時のM/A比は1.24±0.14であった。身体活動量は退院時AT,退院時MT,退院時M/A比との間にそれぞれ負の相関が認められた。〔結語〕同種移植患者では移植治療過程で運動イメージが低下するが,身体活動量の維持・向上により運動イメージは改善することが示唆された。
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