リラクセーション肢位の違いが呼吸運動出力及び自律神経機能に与える影響
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概要
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〔目的〕本研究は呼吸運動出力の指標である気道閉塞圧(P0.1)と心拍変動による自律神経機能の測定からリラクセーション肢位について検討を行うことを目的とした。〔対象〕健常大学生11名(男性5名,女性6名)を対象とした。〔方法〕測定肢位は立位,端座位,前傾座位,セミファーラー位の4肢位とし,4分間の安静中の呼吸状態と心拍変動の測定後,1分間でP0.1を5回測定した。〔結果〕セミファーラー位は端座位に比べP0.1と心拍数が有意に低値を示し,心拍変動では副交感神経活動指標が高値を示した。〔結語〕セミファーラー位は端座位に比べ,呼吸運動出力及び自律神経機能の面からリラクセーション肢位として有用であることが示唆された。
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