高齢者における起き上がり動作能力と身体機能との関連
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概要
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〔目的〕地域在住の高齢者を対象に,起き上がり動作能力を定量的に評価し,それと上下肢および体幹機能との関連を検討した。〔対象〕通所リハビリテーション利用者19名(男性7名,女性12名,平均年齢76.3±8.3歳)を対象とした。〔方法〕握力(上肢機能),大腿四頭筋筋力(下肢機能),坐位バランス(体幹機能),歩行速度を測定し,起き上がり所要時間との相関を分析した。〔結果〕起き上がり所要時間と有意な相関が認められたのは坐位バランス,握力,歩行速度であった。〔結語〕比較的日常生活活動の自立度が高い高齢者の起き上がり動作には,上肢機能や体幹機能を用いることが示唆された。
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