脳血管障害者における注意機能・身体機能が転倒に及ぼす影響
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概要
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〔目的〕本研究の目的は,回復期病棟入院中の脳血管障害者の注意機能や身体機能と転倒との関係性を検討することである。〔対象〕対象は,45歳から87歳までの脳血管障害者41名であった。〔方法〕対象者に対し,発症1ヶ月後から3ヶ月間の転倒の有無を調査した。中枢神経疾患検査として,注意・運動・感覚機能を評価し,それぞれ転倒の有無との関係をみるとともに,転倒に影響を及ぼす因子の検討を行った。〔結果〕転倒の有無に年齢や麻痺側の違いの差はみられなかったが,転倒群では非転倒群と比較して注意・運動・感覚機能に有意な低下を示した。〔結語〕脳血管障害者の転倒リスクには,運動・感覚機能以上に注意機能が大きな影響を及ぼすことが示唆された。
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