利き手と非利き手の手関節伸展運動が運動関連脳電位に及ぼす影響
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概要
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〔目的〕本研究の目的は,利き手と非利き手の手関節伸展運動が運動関連脳電位に及ぼす影響について検討することである。〔対象〕対象は,エディンバラ利き手テストにて右利きを示した健常成人11名とした。〔方法〕対象者は,利き手および非利き手にて随意的な手関節伸展運動を各々50回行った。利き手および非利き手の手関節伸展運動時の運動関連脳電位を測定した。測定部位は国際10-20法におけるCzとした。筋電図は橈側手根伸筋から測定し,波形の立ち上がりをトリガーとした。抽出項目は運動関連脳電位の出現時間と最大振幅とした。〔結果〕非利き手では,利き手に比べ運動関連脳電位の最大振幅に有意な増加が認められた。〔結語〕利き手と非利き手における運動学習経験の違いが,運動関連脳電位の出現様式に影響を及ぼすことが示唆された。
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