端座位側方リーチ動作における再現性の検討
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概要
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〔目的〕本研究の目的は,端座位での側方リーチテストの再現性を検討することである。〔対象〕対象は,若年健常男性7名(平均年齢24.0±3.2歳)とした。〔方法〕右側方への最大リーチ動作を3試行し,リーチ距離および身体の傾斜角度(頭部,肩甲帯,骨盤,下腿)を算出した。4~7日後に同様の測定を再度行った。〔結果〕リーチ距離の級内相関係数(ICC)は,初回0.679,2回目0.858と測定日内の再現性が認められたが,測定日間のICCは0.377と再現性は要再考であった。リーチ距離を比較すると初回よりも2回目のほうが有意に高値を示した。〔結語〕身体の傾斜角度では骨盤が初回と比べ2回目は有意に高値であり,リーチ距離の増大には骨盤傾斜の影響が示唆された。
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