静的運動終了後における筋代謝受容器反射が圧受容器反射感受性に及ぼす影響
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概要
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〔目的〕運動後駆血の有無により筋代謝受容器反射がBRSに与える影響を明らかにすること。〔対象〕健常男子大学生10名とした。〔方法〕最大随意収縮(MVC)の30%にて5分間の静的ハンドグリップ (HG)運動を行い,運動終了後駆血を行う試行(PEI試行)及び運動終了後駆血を行わない試行(Control試行)をそれぞれ5分間行った。測定中は心電計を用いて心拍数を,連続指血圧計を用いて収縮期血圧を計測した。BRSはシーケンス法を用いて安静時,HG運動中,HG運動後に算出した。〔結果〕収縮期血圧はPEI試行において安静時と比較しHG運動後で有意に高値を示したが,Control試行では安静時と比較し有意差を認めなかった。BRSはPEI試行およびControl試行において運動後駆血の有無による有意差を認めなかった。〔結語〕筋代謝受容器反射はBRSに影響しないことが示唆された。
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