二重積屈曲点時の循環応答とBorg scaleの関係と性差の検討
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概要
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[目的]健常成人男性ならびに女性を対象として二重積屈曲点(double product break point;DPBP)検出時の循環応答とBorg scaleとの関係と性差を検討することである。[対象]健常成人男女それぞれ20名(男性25.0±2.1歳,女性24.1±4.5歳)を対象とした。[方法]自転車エルゴメーターを用いて,2分間10ワットずつ増加させる多段階運動負荷試験を行った。Borg Scaleは運動負荷増加後,約1分後に聞き取った。[結果]DPBP検出時のBorg scaleは男性が13.9±1.7であり,女性は13.0±1.6であった。また,DPBP時の循環応答とBorg scaleの関係は,男性では収縮期血圧,脈圧,二重積に有意な相関が認められた。一方,女性では,心拍数と二重積に有意な正の相関が認められた。[結語]DPBP検出時のBorg scaleの数値は,男女共通して二重積と関係が深いことがわかった。
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