地域在住高齢者における転倒恐怖感に関連する因子
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概要
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〔目的〕地域在住高齢者45名(65-91歳)を対象に転倒恐怖感を測定し,その関連因子を包括的に検討した。〔方法〕転倒恐怖感の測定はModified Falls Efficacy Scale(以下,MFES)得点を用い,MFES得点139点以下を転倒恐怖感有とした。関連因子として,身体機能,転倒経験,ADL-20,身体活動セルフ・エフィカシー,外出自粛について検討した。〔結果〕対象者の68.9%に転倒恐怖感がみられ,MFES得点はADL-20得点,外出自粛と有意な相関を示した。転倒恐怖感に関連する因子を多重ロジスティクモデルにて検討した結果,ADL-20得点のみが抽出された。〔結語〕転倒恐怖感の軽減には,運動指導に加えADL向上を目指す生活指導も重要と考えられる。
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