介護予防における理学療法士の視点 ―ICFコアセットを用いて―:─ICFコアセットを用いて─
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
自治体に勤務する理学療法士を対象に,郵送したICFコアセットを用いて介護予防における理学療法士の関わりを調査,分析し,効果的な介護予防のあり方を検討した。理学療法士の視点の強さは「心身機能」「活動と参加」「環境因子」の順であったが,それぞれの構成要素に対する介護予防との関連性は50%以下であった。また,項目間の偏りが顕著であり運動機能とその関連項目が高い値を示した。これらは,理学療法士がICFの理念や概念は理解しているものの,その活用が不十分であることを示すものであり,効果的な介護予防の企画や実施にあったては,「心身機能」「活動と参加」「環境因子」のそれぞれの具体的な関連性から考えることも重要であると考えられた。
- 理学療法科学学会の論文
理学療法科学学会 | 論文
- 立位での一側下肢挙上動作における足底圧中心軌跡と下肢筋筋活動の立ち上がり潜時ついて : テーピングによる横足根関節可動域制限の有無における検討
- 静的姿勢保持に共通する足圧中心動揺パラメーターについて
- 静的姿勢保持における足圧中心動揺パラメーターの相互関係
- 制御工学的手法を用いた動的な立位姿勢バランスの評価指標に関する検討--身体前傾・復位動作特性と力学的パラメータの関連性について
- 本邦における Alberta Infant Motor Scale の Percentile ranks の調査