測量手法を用いた空間位置計測装置の信頼性と妥当性
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概要
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一般的測量手法の中の三角測量の原理を用いて,物体の空間位置(3次元座標)を測定する装置を開発し,その信頼性および妥当性を検討した。信頼性は,三角定規を空間に設置し,それを10名の検者で計測し評価した。妥当性は,3次元動作解析装置の計測値と比較することで評価した。結果,検者間級内相関係数は0.97,3回の繰り返し計測の検者内級内相関係数は0.93であった。また,3次元動作解析装置との比較では,その誤差は1 mm以内であった。これらより,開発した空間位置計測装置の信頼性と妥当性が示され,特に局所的な動作分析装置として有効に使用できるものと考えた。
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