脳血管障害患者における足関節背屈角度測定方法の検者内信頼性の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
足関節背屈角度(以下,DFROM)測定の信頼性を高める対策としてハンドヘルドダイナモメーター(以下,HHD)を用いたDFROM計測を検討した。対象は足関節に整形外科的疾患の既往歴がなく,発症後3ヶ月以上経過した脳血管障害患者10名(平均年齢69.3歳)であった。DFROM測定は足底の中足骨骨頭部にHHDを用いて背屈方向へ圧をかけ,その時のDFROMをデジタルカメラで撮影して行った。実測値は約100 Nの圧時のDFROMとし,予測値は3種類の回帰式を作成し,圧100 NにおけるDFROMを回帰式より求めた。実測値と3種類の予測値ともにICC(1.1)は0.99で「優秀」であった。信頼性が高かった先行研究と本研究との共通点はDFROM測定時に一定した背屈方向への圧を与えていたことであった。
- 理学療法科学学会の論文
理学療法科学学会 | 論文
- 立位での一側下肢挙上動作における足底圧中心軌跡と下肢筋筋活動の立ち上がり潜時ついて : テーピングによる横足根関節可動域制限の有無における検討
- 静的姿勢保持に共通する足圧中心動揺パラメーターについて
- 静的姿勢保持における足圧中心動揺パラメーターの相互関係
- 制御工学的手法を用いた動的な立位姿勢バランスの評価指標に関する検討--身体前傾・復位動作特性と力学的パラメータの関連性について
- 本邦における Alberta Infant Motor Scale の Percentile ranks の調査