脳卒中後遺症者を対象とした外来理学療法目標項目の抽出および決定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
外来脳卒中後遺症者(患者)と担当理学療法士(PT)それぞれが認識している理学療法目標の比較検討に用いるために,脳卒中後遺症者の外来理学療法の目標となる項目を抽出することを目的とした。最初に,医療専門職18名から外来リハビリテーションにおける目標を広く抽出し,その中から外来理学療法目標となり得る項目をPT5名によって選択した。これに患者5名および文献から得られた外来理学療法目標を加えた。次いで,グループKJ法によって似通った項目をグループ化し抽象度を統一した結果,60項目が抽出された。最後に3組の患者と担当PTを対象に予備調査を行ったところ,抽出された外来理学療法目標60項目を用いて患者と担当PTが認識している目標を数量的に把握することが可能であることが確認された。
- 理学療法科学学会の論文
理学療法科学学会 | 論文
- 立位での一側下肢挙上動作における足底圧中心軌跡と下肢筋筋活動の立ち上がり潜時ついて : テーピングによる横足根関節可動域制限の有無における検討
- 静的姿勢保持に共通する足圧中心動揺パラメーターについて
- 静的姿勢保持における足圧中心動揺パラメーターの相互関係
- 制御工学的手法を用いた動的な立位姿勢バランスの評価指標に関する検討--身体前傾・復位動作特性と力学的パラメータの関連性について
- 本邦における Alberta Infant Motor Scale の Percentile ranks の調査