高齢者用バランスボードと歩行移動能力との関連
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概要
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高齢者用バランスボードN型(BN)を使ったバランス機能評価法と,高齢者の歩行移動能力との関連について検討した。対象は,高齢者45名であった。BNによるバランス機能評価は,BNの高さと保持時間によって4群(BNグレードI~IV)に分類した。その結果,BNグレードが低くなるに従って歩行レベルも有意に低かった。また,多項ロジスティック回帰分析の結果から,非歩行自立群の歩行自立群に対するリスク要因として,10 m最大歩行速度とBNグレードが有意であった。したがって,BNによるバランス機能評価は,高齢者の歩行移動能力と関連がみられ,歩行移動手段を検討する際の指標の一つと成り得ることが示唆された。
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