人工股関節全置換術・再置換術後の経時的機能変化―機能回復に影響を及ぼす因子の検討―
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概要
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人工股関節全置換術(THA)を受けた116症例について,機能回復状況から回復に影響する要因と経時的な障害モデルを把握する為,術前から術後24ヶ月までを日整会股関節判定基準(Hip Score)と股関節周囲筋力を測定した。分散分析で回復状況を分析し,重回帰分析で要因を抽出し,構造方程式モデリング(SEM)で障害モデルを推測した。Hip Scoreの変化は術前56.3±13.9点から術後24ヶ月で88.3±8.6点と有意に回復が認められ,重回帰分析では術後の機能回復に影響を与える要因として年齢,手術既往数,非術側筋力,合併症の有無が抽出された。SEMの結果は,Whyteの示した2つの障害モデルを含んでいた。
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