一等三角点を用いた数値地図50m メッシュ(標高)データの精度の検証
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概要
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国土地理院が刊行している数値地図50mメッシュ(標高)は,日本国内において地形図を作成する上で,そのデータの特性からデータの加工や利用者の利用に即したデータセットの作成など利用範囲の広い数値標高モデル(DEM: Digital Elevation Model)である.この数値地図50mメッシュ(標高)データは,等間隔のラスターデータで記録されており,標高精度は標準偏差において約7.2mとされている.しかし,この精度は旧日本測地系における精度である.そこで,本研究では世界測地系へパラメータを用いて変換した後の日本全国における標高精度の検証を,国土地理院が管理している一等三角点の緯度,経度,標高を用いて行った.965個のサンプルを解析して,平均較差が6.2m,標準偏差が6.2m,較差の二乗平均が8.8mという結果が得られた.
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