ゴム配合剤を目的とする水酸化マグネシウムの研究 (第2報):炭酸ガス吸収と沈降試驗による表面処理效果の判定方法
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概要
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ゴム配合剤を目的とする水酸化マグネシウムの品質を改良する為脂肪酸で表面処理を行つた場合製品の炭酸ガス気流中における重量変化とベンゾール中の沈降速度、沈降比容の測定により表面処理の效果を判定する方法を検討した結果 (1) 水酸化マグネシウムは炭酸ガスを含まない水蒸気中又は乾燥した炭酸ガス気流中では殆んど重量変化は認められないが、水蒸気で飽和した炭酸ガス気流中では極めて顕著な重量増加を示す。(2) 塩基性炭酸マグネシウムに就て、沈降試験の結果求めた表面処理に必要な石鹸量は試料1gr当り約0.05grであり、表面積より計算した必要量とよく一致した。(3) 硫酸マグネシウムとアムモニア水とで生成せしめた水酸化マグネシウムに就き、両方法を用いて表面処理に必要な石鹸量を検討した結果はよく一致し1gr当り約0.085grであつた。
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