活性ケイ酸マグネシウムの吸着能と形態構造
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概要
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平均組成MgO:SiO<SUB>2</SUB>:H<SUB>2</SUB>O=2:3:nの物質が塩基性のケイ酸マグネシウムを酸分解する新提案法によつて作られた. そして, 吸着能をMgCl<SUB>2</SUB>とNa<SUB>2</SUB>SiO<SUB>3</SUB>溶液の反応により作られる通常のものと比較した.<BR>(1) 新法にて得たものは通常のものよりメチレンブルーをよりよく吸着する, 稀濃度ではラングミユアの式に従う.<BR>(2) X線分析によると, これは無定形であるが, 乾燥するとき結晶化し始める. そして, それは遊離SiO<SUB>2</SUB>を含有するケイ酸マグネシウムなることが解つた.<BR>(3) このような物質は吸着力の比較的小さいSiO<SUB>2</SUB>を含有するにもかかわらず, メチレンブルーを非常によく吸着することは理解し難い. しかし, 電子顕微鏡やB.E.T.法の表面積測定によると, 表面が多孔性であることが明かになつた.
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