アルカリ骨材反応, いま
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概要
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最近, アルカリ骨材反応によるコンクリート構造物のひびわれ損傷の事例が世界各地で増加してきている。わが国では, 1980年代の初めごろからアルカリ骨材反応に関する活発な調査・研究が開始され, その間, 多くの研究機関がこの困難な問題に熱心に取り組み, いまやわが国のアルカリ骨材反応に関する研究のレベルは世界においてもけっして遜色のない域にまで達している。日本建築学会, 土木学会, 日本コンクリート工学協会, セメント協会, その他の学協会の年次大会において, 毎年50編以上のアルカリ骨材反応に関連した研究が発表されている。さらに, 昨年京都で開催された第8回アルカリ骨材反応に関する国際会議においては134編の研究論文が提出され, 約400人の国内外の研究者が出席した。本稿では, 最近におけるアルカリ骨材反応に関する研究の趨勢を, その内容をアルカリ骨材反応のメカニズム・アルカリ骨材反応に及ぼす混和材料の影響, アルカリ骨材反応の検査および試験法, アルカリ骨材反応の抑制対策, アルカリ骨材反応によって損傷を受けたコンクリート構造物の診断と補修, の5つの項目に分類して解説する。
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