聴覚障害医学生の立場から見た医学教育
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概要
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1) 2002年の医師法改正により聴覚障害者や視覚障害者などに対して医師免許取得を制限していた「絶対的欠格条項」が廃止され, 帝京大学医学部では聴覚障害を有する医学生が5年生まで進級した.<BR>2) 学生側・大学側双方が試行錯誤をしながら進学上の問題解決を図ってきたが, 聴覚障害は「気づかれない障害」と称されるように, 障害を有していること自体を認識してもらえないことが多い.<BR>3) 聴覚障害を有する医学生が医師になるためには, 周囲の理解と協力が不可欠である.また経済面では十分な公的奨学サポート体制の整備などが望まれる.
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