食品摂取の時代・年齢・世代効果:共変動最大化によるコウホート分析
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概要
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コウホート表上の値の偏差は,時代,年齢,世代効果の合計と定義できる.本研究では,全変動(偏差の二乗和)は,3因子の効果の各変動とそれらの共変動により構成されることに注目し,共変動を最大化することで,その偏差を3つの効果に分離するコウホート分析モデルを提案した.共変動の最大化は,コウホート表上の3つの効果の動きを可能な限り連動させる.連動させることができない動きの部分は,分離可能な独立した動きである.連動させることができる他の部分は,分離できない連動した動きである.また,このように推定された3因子の効果が,不偏性とともに信頼性を満たす推定量であることを示した.そして,日本の国民栄養調査が対象とする18の食品群の時代,年齢,世代効果を本モデルにより計測した.
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