膨張性を付与した増粘剤系高流動コンクリートによる下床桁の施工─成田国際空港 木の根トンネル補強工事─
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概要
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成田国際空港では,年間発着能力の拡大に向けて誘導路やエプロンの新設工事を進めている。木の根トンネルは,空港の南北を結ぶ供用中の地下トンネルで5連のボックスカルバート構造である。誘導路の新設に伴い緑地帯から誘導路直下となるために航空機荷重に耐えられるような補強工事が必要となった。内部の供用中の交通に影響を与えることなく補強工事を行うため,一回り大きなボックスで補強する工法を採用した。このうち,下床桁は既設躯体下の閉鎖空間にて,既設躯体と密着するように構築する必要があることから,膨張性を付与した増粘剤系高流動コンクリートを用いて施工した。本稿では,下床桁コンクリートの配合選定および施工方法の概要について報告する。
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