動線分析機器を用いた設備運転における作業パターンの分析手法に関する研究
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概要
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日本の製造業は生産性向上に向けた様々な改善活動に取り組んでいる。定常的な繰り返し作業については分析手法が確立されており、非定常で突発的な作業を分析・評価することが必要になってきているが、それに適した手法がなく、結果として、それらの改善が進んでいないという課題がある。本論文では、作業者がいつどこに移動したかという移動データを簡易的な機器で測定して、ある作業エリアへの移動の時間間隔とバラツキから、4つの作業パターンを短時間で分析・抽出する手法を提案した。実作業のデータを用いて、作業パターンの抽出と問題点の提示に関する検討を行って、作業エリアでの定常性を評価する検証を行い、その妥当性を検証した。この分析手法により、これまで分析が困難であった、長時間・複数人による作業において、突発的な作業を含めた作業パターンと問題点を抽出できたので、その後の改善活動への展開が可能になった。
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日本プラント・ヒューマンファクター学会 | 論文
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