混練型WPC の耐候性に及ぼす加溶媒分解木材の添加効果
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概要
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木材を加溶媒分解することで得られた加溶媒分解木材が木材-プラスチック複合材料(WPC)の耐候性に及ぼす影響について検討を行った。木材成分に親水鎖,疎水鎖を付加した二通りの加溶媒分解木材を調製し,木材とポリプロピレンの混合物に種々の割合で添加し,WPC を製造した。キセノンウェザーメーターを用いて促進耐候性試験を行い,光と水の暴露による変色およびチョーキング発生度合,また,表面性状の変化を評価した。その結果,疎水鎖を付加した加溶媒分解木材をWPC に添加することにより,チョーキングの発生の抑制による耐候性の向上が明らかとなった。
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