農用馬の体重ならびに体尺測定値に関する異なる成長段階における遺伝的パラメータの推定
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
農用馬の体重ならびに体尺測定値(体高,尻高,体長,胸深,胸幅,尻幅,腰幅,尻長,胸囲,管囲)に関して遺伝的パラメータを推定した.データは,家畜改良センター十勝牧場において1999年から2011年までに誕生したブルトン種307頭とペルシュロン種324頭から得た.測定間隔は平均して2ヵ月であった.誕生から6ヵ月齢まで,7から19ヵ月齢まで,20から34ヵ月齢までを,それぞれステージ1,2,3と定義した.各ステージを異なる形質とみなした3形質の反復アニマルモデルを当てはめて分散成分を推定した.各ステージの遺伝率は,11の測定項目について,ブルトンでそれぞれ0.05~0.36,0.16~0.54,0.08~0.66,ペルシュロンで0.05~0.38,0.03~0.76,0.23~0.84の範囲にあった.各ステージ間の遺伝相関は,いずれの品種においても正であり,0.37から1.00の範囲にあった.
- Japanese Society of Animal Scienceの論文
Japanese Society of Animal Science | 論文
- 古・中期インド・アーリア文献「Veda文献」「Pāli聖典」に基づいた南アジアの古代乳製品の再現と同定
- 環境負荷と経済性の両面から見た交雑種(F1)生産における持続可能性の評価
- 兵庫県黒毛和種肥育集団における経済形質関連遺伝子の効果
- 免疫能選抜系マウスのベロ毒素に対する免疫反応の比較
- Oocytic expression of zona pellucida protein ZP4 in Japanese quail (Coturnix japonica)