緑のカーテンの有無が人体の心理反応に及ぼす影響
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概要
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緑のカーテンは,夏季の日射を遮るために屋内の温熱環境改善効果に期待が持たれている。しかし,緑のカーテン実践者の家庭の電気使用量から導いた節電効果に比べて,実験による測定値から算定した節電効果はより小さな値を示す傾向にある。このため,緑のカーテンの有無が心理的に感じる温冷感に影響するという仮定のもとに,緑のカーテンを設置した部屋とそうでない部屋における温冷感を被験者に申告させる実験を,UR都市機構が所有する集合住宅で実施した。その結果,温熱環境指標SET∗が等しい場合に,緑のカーテンを設置した部屋では被験者の温冷感が相対的に低い値を示し,緑のカーテンの有無が人体の心理反応に及ぼす影響によって室温を低く感じ取る効果が確認できた。
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日本緑化工学会 | 論文
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