固体高分解能-<SUP>13</SUP>C-NMRによるマレイミド樹脂の硬化反応に関する研究
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概要
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固体高分解能NMR (CP/MAS法) を用いて, マレイミド樹脂の硬化反応に関する検討を行った。<BR>原料のビスマレイミドのCP/MAS-<SUP>13</SUP>C-NMRスペクトルは, 結晶状態によりスペクトルが変化する。マレイミド基のカルボニル炭素のピークは, 反応により低磁場側に6ppmシフトする。また, マレイミド基の重合反応によって生ずるメチン炭素とマイケル付加反応によって生ずるメチン炭素のピークは, 化学シフトが異なる。このことにより, マレイミド樹脂の硬化反応をCP/MAS-<SUP>13</SUP>C-NMRスペクトルで解析することにより, マレイミド基の反応率が推定できるだけでなく, 重合反応とマイケル付加反応との識別も可能であることが判明した。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
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