人間ドックにおけるC型肝炎ウイルス(HCV)抗体の検査結果について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
平成3年4月から4年3月まで11,529名(男性8,590名,女性2,939名)の人間ドック受診者に,オーソ社のHCV Ab ELISAテストを用い,血中HCV抗体を測定した。受診者全員の抗体陽性率は2.0%(男性2.1%,女性1.7%)であり,肝機能正常者の抗体陽性率は0.87%(63名/7,231名)であった。HCV抗体陽性例のGPT異常率は36.5%で,陰性例のそれ(5.4%)より有意な高率を示した(p<0.001)。GPT正常者56例を1カ月から1年5カ月フォローアップした結果,そのうち6例(10.7%)が異常値を示した。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文
著者
関連論文
- 10年連続人間ドック受診者における1秒量経年変化についての検討
- 原発性肝癌の早期診断への人間ドック健診の寄与 : 健診で発見された原発性肝癌と自覚症状を呈し受診した原発性肝癌との相違
- 慢性腎臓病予測因子としての尿酸値の意義
- 21年間の人間ドックデータからみる血清尿酸値および尿pHとメタボリックシンドローム関連諸因子との関係
- 「人間ドック」の尿所見異常者の腎生検組織像
- Body Mass Indexに基づく肥満の程度と糖尿病,高血圧,高脂血症の危険因子との関連 : 多施設共同研究による疫学的検討
- 知的機能検査の分析について脳ドックにおける評価
- 392.有酸素能力とウエスト身長比に関する横断的研究
- 虎の門病院におけるドック前立腺検診の現況 : 第86回日本泌尿器科学会総会
- D210 健診時肥満者及び中心性肥満や生活習慣病に関連する危険因子の高い正常体重者を検出する簡単な指標
- 11.2型糖尿病発症のリスクファクター
- 人間ドック受診者における肥満の頻度と疾患罹病率
- 肥満指標と冠動脈疾患危険因子の関連性-waist/height 比と他の肥満指標の検討
- 男性勤労者の成人病健診結果及び生活習慣についての検討
- 女性における肥満度及び体脂肪分布と冠動脈疾患の危険因子の検討 : Waist/Height 比を中心に
- 人間ドックにおける上部消化管内視鏡検査で発見された胃がんの特徴
- 空腹時血糖およびＨｂＡ１ｃからみた耐糖能異常の診断
- OGTTで正常型と判定された症例のインスリン動態について
- Relationship between Hyperuricemia and Hyperinsulinemia
- 人間ドックにおけるC型肝炎ウイルス(HCV)抗体の検査結果について
- 初回健診時癌の発見ができなかった高血清CEA群の追跡調査
- 動脈硬化症の無侵襲定量的診断法について
- 健康診断における甲状腺疾患のスクリーニング
- 男性の体形と冠動脈疾患の危険因子及び脂肪肝との関係―背広サイズの応用―
- 総合健診における腫瘍マーカー(CEA)について
- OGTTで正常型と判定された症例のインスリン動態について
- 高尿酸血症と高インスリン血症の関連性について
- 空腹時血糖およびHbA1cからみた耐糖能異常の診断
- 人間ドックにおける上部消化管内視鏡検査で発見された胃がんの特徴