熱・熱水の影響を考慮した広域地下水流動の数値シミュレーション
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概要
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北上低地を含む東北地方の東西 120 km にわたる地形を取り込んだ2次元断面について,地質データ等を参考にして精緻なモデルを作成し,地熱用の多成分多相流体流動シミュレータを用いた広域流動シミュレーションによる感度解析を実施した.その結果,山岳部地下の熱異常(高温部)を定性的に再現するためには,一様ではない熱源(熱流量)を与える必要があることが判明した.また,平野部(低地)では火山性熱源が直下になくても,地形効果による地下水の対流などにより,50 ℃程度の深層熱水が賦存する可能性があることがシミュレーションにより確認された.
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