高レベルガラス固化体の性能評価に関する研究:-現状と信頼性向上にむけて-
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概要
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地層処分における高レベルガラス固化体の性能評価の現状について, その信頼性向上の観点から総説した. ガラス固化体の水への溶解および核種浸出に関する現象理解は過去20-30年で大きく進展し, 現在までの成果を充分に活用することで保守的な性能評価は可能であると考えられる. しかしながら, 評価の信頼性向上の観点からは, 長期の処分期間におけるガラス溶解反応メカニズムや各国で異なる実際の処分環境の影響についての基礎科学的理解をさらに深めるとともに, それらの成果を充分に反映した性能評価モデルの構築が望まれる. これら基礎研究の進展は処分システム全体の性能評価の信頼性向上, さらには処分システムの合理性や経済性の向上にも寄与できるものと期待される. 我が国におけるガラス固化体の性能評価研究は, 米国, フランス等における多角的な研究と比較して充分なものとは言えず, さらなる拡充が望まれる.
- 一般社団法人 日本原子力学会 バックエンド部会の論文
著者
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馬場 恒孝
Japan Atomic Energy Research Institute
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油井 三和
Japan Nuclear Cycle Development Institute
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牧野 仁史
Japan Nuclear Cycle Development Institute
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三ツ井 誠一郎
Japan Nuclear Cycle Development Institute, Head office
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稲垣 八穂広
Department of Applied Quantum Physics & Nuclear Engineering, Kyushu University
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石黒 勝彦
Japan Nuclear Cycle Development Institute, Head office
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亀井 玄人
Japan Nuclear Cycle Development Institute
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河村 和廣
Japan Nuclear Cycle Development Institute
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前田 敏克
Japan Atomic Energy Research Institute, Tokai Institute
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上野 健一
Japan Nuclear Cycle Development Institute, Head office
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前田 敏克
Japan Atomic Energy Agency
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稲垣 八穂広
Department of Applied Quantum Physics & Nuclear Engineering, Kyushu University
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石黒 勝彦
Japan Nuclear Cycle Development Institute
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馬場 恒孝
Japan Nuclear Cycle Development Institute
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