保険法における保険金受取人の権利:-その取得と放棄について-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
保険法では,生命保険契約の保険金受取人に関する規律が大きく見直されており,本稿では,保険金受取人の権利をめぐる問題について,その取得と放棄を中心に改めて検討した。保険金受取人は当然に保険契約の利益を享受する旨の規定が片面的強行規定とされ,保険事故発生まで保険金受取人を変更できることなどから,保険法では,保険契約者は保険事故発生前の保険金受取人の変更のみが認められ,保険事故発生後に保険金受取人がその権利を放棄した場合は,保険金請求権は消滅すると考えられる。
- 日本保険学会の論文
日本保険学会 | 論文
- "虚業家"による生保乗取りと防衛側のリスク管理--大正期中央生命の濫用的買収未遂事件を中心として
- 少子化と経済変動
- コーポレート・ガバナンスと機関投資家の役割 (保険業とコーポレート・ガバナンス--平成14年度〔日本保険学会〕大会共通論題)
- 若者と年金問題
- 保険と老後設計