熔融硫黄に対する数種の遊離基の作用:加硫反応に関する一考察
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概要
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加硫反応をしらべるためには硫黄-ゴム分子間の反応を研究することが第一に重要であるのは勿論だが有機促進剤を用いる加硫では硫黄-促進剤系について観察することも大事な一面であると考えるここでは硫黄の温度による形態的変化とそれに対する各種有機促進剤及び数種の遊離基生成剤の作用をしらべ、反対の途中に硫黄の鎖状ラジカルの生成を伴う重合物の生ずること、又その粘度の解析から、これら薬剤は硫黄の八員環開裂による重合に対しその連鎖移動剤となると同時に反応の開始剤として作用する所謂テロゲン (Telogen) としての機能を果しているものと考えることを述べるものである。
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