決定木を用いた花束の感性ルール抽出と花束提示システムへの応用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では,花束の感性データから人にとって分かりやすい感性と花束のデザイン要素を結ぶルールを抽出し,花束システムへの適用することを目的としている.本研究で用いる花束の感性データは,デザイン要素のアイテム・カテゴリに一次従属の関係にある属性が含まれており,数量化I類での解析が困難である.そこで本論文では,確信度付きのクラスを持つ花束の感性データを作成し,そのデータをクラス分類に確信度を導入した C4.5 を用いて解析を行った.そして,得られた決定木より,人にとって分かりやすい花束の感性ルールを抽出することを試みた.また,得られた花束の感性ルールを花束提示システムへ適用した.その結果,得られたルールは人の感性に合った解釈が可能であり,ある程度の有効性を示せた.また,得られたルールを用いたシステムの評価実験より,被験者は感性にあった花束画像を選択できた.
著者
関連論文
- 2002 IEEE International Conference on Systems, Man and Cybernetics (IEEE SMC'02)に参加して(国際会議の報告)
- Brian Carse, Terence C.Fogarty and Alistair Munro Evolving Fuzzy Rule Based Controllers Using Genetic Algorithms Fuzzy Sets and Systems, Vol.80, pp.273-293, 1996
- 決定木を用いた花束の感性ルール抽出と花束提示システムへの応用