作業者の記憶の減衰に関する一考察
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概要
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自動車組み立て工程などで,作業者が取り付ける部品の表示ビラを見て,その指示に従った作業を行う場合,その指示ビラ見てから,指示ビラにもとづく作業までの時間が長ければ,作業者は指示内容の記憶が不確かになり,違った部品を取り付ける誤品組付けが発生する,このような作業者の詑憶減衰→エラー発生のメカニズム解明の一環として,人間の記憶の減衰が,マルコフ過程に従うかどうかの解明が本研究のテーマである。マルコフ過程に適合することが確認できれば,記憶減衰の数式化が可能となり,何個の文字を何分までに作業を完了させなくてはいけないなどの作業設計に反映できることになる。本研究の結果,人間の記憶の減衰は,マルコフ過程的な傾向を示すが,さらに実験数や作業時間などを増し,理論の信頼性を高める必要があるということであった。
- 標準化研究学会の論文
著者
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