超強力粉ブレンドによる国産小麦粉の製パン性の改善
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概要
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The bread-making quality of two domestic flours, Hokushin and Haruyutaka, blended with Victoria INTA, an ES flour, and Harunoakebono, domestic strong flour, was investigated. The baking quality of Hokushin, representative middle-strong flour in Hokkaido, and Haruyutaka, semi-strong flour with preharvest sprouting damage, which is unsuitable domestic flours for bread production, were both improved by blending with Victoria INTA. The results were as follows : (1) With an appropriate blend of ES flour, it was proven that domestic flours with poor bread making quality could be improved and given properties for bread making that are generally attributed to foreign hard flours. (2) The estimation of specific loaf volume of bread made from blends of the flours in this experiment was possible with the following multiple-regressive equation ;X<SUB>1</SUB>=0.157 X<SUB>2</SUB>+0.251 X<SUB>3</SUB>+ 2.38 (X<SUB>1</SUB> : specific loaf volume (m<I>l</I>/g); X<SUB>2</SUB> : protein content of flour (%), X<SUB>3</SUB> : breaking force of dough (N)). (3) Through analysis by the use of this equation, it was proven that the improvements of bread making quality by blending poor domestic flours with ES flour were principally due to the progress of physical property of the dough, an increase in the breaking force of the dough.
著者
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山内 宏昭
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センター
-
山内 宏昭
農業技術研究機構北海道農業研究センター畑作研究部
-
西尾 善太
農業技術研究機構北海道農業研究センター畑作研究部
-
高田 兼則
農業技術研究機構北海道農業研究センター畑作研究部
-
田引 正
農業技術研究機構北海道農業研究センター畑作研究部
-
斎藤 勝一
農業技術研究機構北海道農業研究センター畑作研究部
-
小田 有二
農業技術研究機構北海道農業研究センター畑作研究部
-
船附 稚子
農業技術研究機構北海道農業研究センター地域基盤研究部
-
入来 規雄
農業技術研究機構北海道農業研究センター地域基盤研究部
-
高田 兼則
農業技術研究機構 北海道農研セ
-
山内 宏昭
農業技術研究機構北海道農業研究センター
-
田引 正
農業技術研究機構
-
野田 高弘
農業技術研究機構 北海道農研セ 芽室研究拠点
-
松浦 (遠藤)
農業技術研究機構北海道農業研究センター畑作研究部
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