Cryosurgery後およびshave excision後に生じた再発腫瘍の病理組織像の比較−母斑細胞母斑および日光角化症−
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概要
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母斑細胞母斑や日光角化症に対して,cryosurgeryおよびshave excisionはしばしば行われていると思われる。しかし,これらの治療後に再発し,しかも悪性が疑われる症例があると,その治療法の適応の是非は再検討されるべきと考える。これらの再発腫瘍につき,その病理組織像を比較した結果,母斑細胞母斑の再発腫瘍は,いずれの治療法でも表皮に異型メラノサイトを認め,臨床症状も修飾されており,悪性黒色腫との鑑別が困難であった。したがっていずれの治療法も適応はないと考えた。日光角化症では,cryosurgery後の再発腫瘍に有棘細胞癌の像を認めた。治療により浸潤癌に進行したと考えたが,処置前から浸潤癌であった可能性がある。一方,shave excision後再発は日光角化症にとどまっていた。したがってcryosurgeryは処置前に皮膚生検を施行し,浸潤癌でないことを確認後なら適応があるが,未施行なら適応はなく,shave excisionは生検を兼ねているため,適応ありと考えた。
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