肛門部悪性黒色腫の1例
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概要
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72歳,男。初診の約6ヵ月前から肛門部に腫瘍が出現し徐々に増大したため,2009年1月6日,当科を受診した。初診時,肛門部9時〜11時方向に15×20mm大,不整形で扁平隆起性の黒色結節がみられた。悪性黒色腫を疑い局所麻酔下で肛門部皮膚腫瘍切除生検術を施行し,病理組織学的に悪性黒色腫と診断した。肛門管側の断端が陽性であったため,腹会陰式直腸切断術(Miles手術)ならびに右鼠径リンパ節生検術を施行した。リンパ節転移は陰性であり,画像診断で遠隔転移を示唆する所見は得られなかったので,悪性黒色腫stage IIB(pT4aN0M0)と診断した。術後補助療法としてDAV−feron療法3コースならびにIFN−β局注療法5回を行い,術後約1年6ヵ月経過した時点で明らかな再発・転移はみられていない。
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