当帰四逆加呉茱萸生姜湯の血管性間歇性跛行に対する臨床効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
当帰四逆加呉茱萸生姜湯の血管性間歇性跛行に対する臨床効果を時速2.4km,傾斜12%のトレッドミル検査にて検討した。血管性間歇性跛行を有する閉塞性動脈硬化症の患者33例を対象にし,投与薬は患者自身が選択した。I 群:シロスタゾール投与,II 群:当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒投与,III 群:I 群で歩行距離延長の限界となった患者に当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス顆粒投与した群とした。歩行限界まで歩いた距離を最大歩行距離とした。その距離を最大歩行距離変化率(投与後距離⁄投与前距離×100)として算出した。最大歩行距離変化率の中央値は,I 群で1ヵ月後130.5%,3ヵ月後145.5%,II 群で1ヵ月後111.6%,3ヵ月後122.7%,III 群で3ヵ月後112.3%といずれも有意に改善した。当帰四逆加呉茱萸生姜湯は歩行距離の延長効果を認め,単独治療およびシロスタゾールとの併用治療が有用であった。
論文 | ランダム
- I-153 放射線治療により椎体浸潤を伴う大動脈周囲リンパ節転移が消失した上行結腸癌の1例(第48回日本消化器外科学会総会)
- 帝王切開術後患者に対する低分子ヘパリン投与 : 血液凝固系に及ぼす影響についての検討
- 3. Developing the Young Academic Neurosurgeon : Clinical and Basic Research for Residents in USA Training Programs(PS1-3 Build up of Academic Skills in Education of Neurosurgeons,Plenary Session,Surgery Revisited,The 30th Annual Meeting of The Japanese Co
- Fruit fall in tropical and temperate forests: implications for frugivore diversity
- 常用量のベンゾジアゼピン系薬剤により意識障害を生じた高齢者の薬物動態