インターフェロン治療著効判定後4年6カ月を経て肝細胞癌を発症したC型慢性肝炎の一女性例:男性例との比較
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概要
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C型慢性肝炎に対するインターフェロン治療によりsustained virological response(SVR)に達した4年6カ月後に肝細胞癌を併発した女性例を経験した.症例は74才女性.肝組織所見はF3/A2でインターフェロンβ治療を受け,SVR達成4年6カ月後に2.3 cm大の肝細胞癌を認め,肝部分切除術を行った.切除標本は腫瘍部が中分化型肝細胞癌で,非腫瘍部肝組織はF2/A1と改善していた.発癌にHBVの関与が疑われた.インターフェロン治療によるSVR達成後の発癌は男性に多く,貴重な女性例と考えられた.
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