循環式水素・メタン二段発酵プロセスにおける消化液返送方法が水素発酵に及ぼす影響
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概要
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生ごみを処理する循環式水素・メタン二段発酵プロセスにおける消化液循環の影響を解明するため,返送方法を変化させた連続運転を行った。循環なしのPhaseでは循環ありのPhaseと比較して平均炭水化物分解率が最大で半分程度,平均水素生成收率は最大27%低下した。これは水素発酵槽におけるC/NH4+比上昇に起因し,消化液循環はNH4+供給による水素発酵促進効果を有すると考えられた。一方,返送液の熱処理を行ったPhaseでは,熱処理なしのPhaseと比較して水素生成速度と收率の明確な向上が確認された。また,熱処理なしの連続運転において返送比増大に伴い水素生成速度と收率が減少することと,バッチ実験において返送液中の微生物は低いpHの下においても水素消費能を持ち,それは熱処理により消失することがそれぞれ明らかとなった。これらの結果から,活性のある消化液の返送は水素発酵槽における水素消費を促進し,水素生成收率を低下させる可能性を持つことが示された。
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