甲状腺未分化癌の臨床的検討
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概要
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1995年1月から2009年12月までの15年間に,浜松医科大学耳鼻咽喉科で治療した甲状腺未分化癌7症例について検討した。全例女性であり,年齢は60歳から81歳(平均70.0歳)であり,臨床症状,術前診断,治療方法,在宅期間,生存期間,転帰などについて検討した。治療方法は,4例に根治手術療法を行った。退院後在宅生活が可能であった3例は,手術施行例であった。放射線療法は5例に行ったが,化学療法を施行した例はなかった。生存期間は3日〜1年6か月(平均8.2か月)で,全例が原病死であった。その内訳は原発巣死2例,転移巣死4例,およびその両者による死亡が1例であった。甲状腺未分化癌でも,手術可能な症例もあり,在宅生活の可能性が示唆された。
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