当科における上顎洞扁平上皮癌の治療
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
当科では上顎洞扁平上皮癌に上顎試験開洞減量術と浅側頭動脈経由の動注化学放射線治療および根治手術をあわせた集学的治療を施行している。今回この治療の有効性を検証するために1997年1月から2007年12月までの上顎洞扁平上皮癌37症例につき,死因特異的3年生存率,再発率を検討した。生存率はT3症例で89%,T4a症例で66%,T4b症例で29%であった。動注化学放射線治療を施行し一次根治を得られた28例の原発巣再発率はT3症例は0%で,T4a症例は44%,T4b症例は67%であった。原発巣再発後の制御率はT4a症例で43%,T4bは0%であり,T4症例における原発巣再発をさらに減じうる集学的治療の確立が重要であると考えた。
論文 | ランダム
- 56.葛藤場面を回避する手段として過食を学習した単純性肥満症の1治療例(第30回日本心身医学会九州地方会演題抄録)
- 37.結核治療中に併発した神経性食思不振症の1例(第30回日本心身医学会九州地方会演題抄録)
- 31.神経性食思不振症における家族要因の分析-治療開始時の親子関係診断検査とSCT文章完成法による検討(第30回日本心身医学会九州地方会演題抄録)
- 23.気管支喘息に書痙, 下肢静脈血栓症を合併した1症例(第30回日本心身医学会九州地方会演題抄録)
- 12.神経性食思不振症(AN)遷延化に及ぼす環境因子の検討(第30回日本心身医学会九州地方会演題抄録)