舶用再熱蒸気プラントのサイクルと主要機器方式の検討
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概要
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舶用再熱蒸気プラントにおいて, いかなる蒸気条件, いかなる補機方式が好適であろうかという問題を基本的, 系統的に解いたものである.<BR>効率計算は出力16〜64×10<SUP>3</SUP>PS, 蒸気条件450℃〜570℃, 30kg/cm<SUP>2</SUP>〜200kg/cm<SUP>2</SUP>, 補機方式は4種類の範囲に対して行なった.<BR>検討結果はつぎのごとくである.<BR>(1) 再熱点の初圧に対する最適比は15〜25%である.<BR>(2) 従来の補機方式をもつ非再熱サイクルでは初圧60kg/cm<SUP>2</SUP>〜80kg/cm<SUP>2</SUP>が好適であるが, 発電機の直結駆動など補機方式を改善した再熱サイクルでは初圧100kg/cm<SUP>2</SUP>またはそれ以上が好適である.<BR>(3) 熱応力やその他実用上の条件を考えると100kg/cm<SUP>2</SUP>, 520℃/520℃の条件が20〜40×10<SUP>3</SUP>PSの再熱サイクルに対しのぞましい.<BR>(4) 再熱点前の抽気蒸気を用いて給水ポンプタービンを駆動し, かつ再熱直後の主タービンの抽気をやめて, そのかわりに給水ポンプタービンからの抽気ならびに排気で相当段の給水加熱を行なう方式は, 効率上も実際条件の面でも推奨できる.<BR>などの結論を得た.
著者
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