茶を飲用 (飲茶) する人々の齲蝕有病率の観察
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概要
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湘陰県県民の飲茶の仕方, 食物成分の変化の調査を行い, 3つの町の町民が常に飲んでいる茶のフッ素濃度を測定し, さらに子供達が様々な環境から摂取するフッ化物の量を計算して, 以下のことを認めた。地元の人々の1人当り毎月の砂糖消費量は, 1978年の0.26kgから1986年の1.22kgに増加した。1978年の子供の齲蝕有病率23%が, 1986年には19.76% (p<0.01) に低下したことの主な原因は飲茶をするためであった。この地方の茶は, 熱帯や亜熱帯の発展途上国の低フッ素地区の子供達の齲蝕予防に理想的なものである。本研究では, このような国, あるいは地域の齲蝕予防を進めるために, 適切な“湘陰モデル”を提案しているのである。
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