後縦隔原発の傍神経節細胞腫の1切除例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は50歳男性,3年前の健診胸部X線写真にて右縦隔側に腫瘤影を指摘,徐々に増大傾向を認めたため精査加療目的に当科紹介,入院.既往に高血圧の指摘はなく,胸痛などの臨床症状も認めていない.胸部造影CTでは第8〜9胸椎右側に30×15mmの軽度の造影効果を認める均一な腫瘤影を認め,造影MRIではT1,T2ともに軽度の造影効果を認めた.明らかな脊柱管,椎体への浸潤所見を認めず,神経原性腫瘍を疑い胸腔鏡下腫瘍切除を施行.術中に180mmHg近い異常高血圧を呈したが,降圧薬を併用し周術期管理を行った.組織標本では淡好酸性,好塩基性で顆粒状の細胞質を有する細胞が敷石状に増殖し,chromogranin A,synaptophysinともに陽性を示し傍神経節細胞腫の診断を得た.縦隔原発の傍神経節細胞腫は比較的まれであり臨床的特徴,生物学的特性を文献的考察を加え報告する.
論文 | ランダム
- 鉄銅合金の中性子及び電子線照射硬化 (「原子炉圧力容器材料の照射脆化機構」研究会報告)
- 陽電子消滅法による中性子照射Fe-Cuモデル合金中のマイクロボイド、超微小Cu析出物形成の研究 (「原子炉圧力容器材料の照射脆化機構」研究会報告)
- 陽電子消滅法によるFe-Cuモデル合金中の超微小Cu(BCC)析出物の形成とその電子構造研究--実験および理論計算 (「原子炉圧力容器材料の照射脆化機構」研究会報告)
- Fe-Cuモデル合金における照射硬化への損傷速度の影響 (「原子炉圧力容器材料の照射脆化機構」研究会報告)
- 変形したFe-Cu合金の陽電子消滅測定 (「原子炉圧力容器材料の照射脆化機構」研究会報告)